散歩タイム

 エッチャンがNYへ出かけて1週間程、別にこれと言った変化もなく淡々とした日が過ぎている。と、言っても一日中家の中にじっとしている性格でもないので、あれやこれや?色々な気分転換を探している。と、言ったところだろうか。

  残念ながらツーリングの予定はないが、今のところゴルフと散歩と言う手軽に出かけられる事からはじめている。ゴルフはともかく、僕に散歩?ホントに縁遠い事だった気がする。 でも、その散歩は自分自身の為の散歩ではなく、「犬の為の散歩」に他ならない。実を言うと、娘が、又、エッチャンがNYに出かける前に「くれぐれも宜しくね!」と、言い残していった言葉が原因である。まあ、そのお陰で自宅近くにある公園へ何十年振りかに出かけることも出来、公園内の変化に驚いたり懐かしかったり、まんざらでもない気分に浸っていたのだが・・・。
さて、以前にもこのコーナーで紹介した娘の愛犬「ラム」は、今年の12月1日で満1歳を迎えるチョコタンのミニ・ダックス、女の子らしくシャンプーをしてもらった後には耳にカラフルなリボンを付けて愛嬌を振りまいている。そんな子犬のラムと僕は散歩に出かける事になった。「いいじゃない、可愛くて!」と、感じてらっしゃる皆さんもいるかもしれないが、よく考えてみると可愛すぎて僕とのペアーは道行く人たちにとっては異様な雰囲気に見えている様だ。

ラム(1)
ラム1

 犬好きの人の殆どは最初に犬を見てその後に飼い主を見る。当然、僕たちに当てはめれば、まずは「ラム」で次に「僕」である。すれ違う時に「可愛い〜」とか「女の子ね」とか、そんな声が聞こえてくる。 しかし、その後、一瞬の間があって、リードと汚物袋を手にした僕に視線を向けた大抵の人達の顔の表情は変化する。無言!何故?

 ちょっと考えすぎかもしれないが、それは僕とラムとの組み合わせ(ペアー)が何か変なのかもしれない。以前に飼っていた「ロッドワイラー」や「黒ラブ」の時には感じた事のない雰囲気だ。だから余計に気になってしまう。ひょとしたら?「愛人のペットだね!」とか、「あの人とミニ・ダックス?少女趣味だね」等々、そんな風に思われているのではないだろうか?自分自身で自意識過剰状態を作ってしまった感じだ。犬との散歩がストレスに変わってはとんでもない。そこで先日からは暗くなってから出掛ける事にした。明るい時だから人目が気になる。暗いときだったら堂々と?散歩できる。季節は晩秋から初冬へと変化している折、夕方からは気温も下って風邪などにも気を付けなければならない。日の光を浴びて紅葉を眺めながらのんびり散歩を楽しむ!から一変、人目を避けるように僕とラムとの「散歩タイム」はネオンが眩しい夕食前に変わった。娘とエッチャンの帰国まであと数日間は「こんな」状態が続く事になる。それも一興!楽しむことにしよう!どうせ二人の帰国と共に「オヤジ」の恩を忘れてしまうだろう。しょうがないかな?

あとがき:
 今回は愛犬家のアルプスさんからのリクエストにもお答えして「その後のラム」のご紹介をさせて頂いた。又、ラムが「女の子」になった時の「秘蔵写真」も彼女に無断で掲載してしまった。不謹慎の程、お許しを!

ラム(2)